【Naoの中小企業診断士学習 奮闘日記】#004
<【CVP分析】カフェオーナーは損得なしで夢を見るか!?>
どうも、Naoです。
突然ですが、私はコーヒーがとても好きです。
休みの日はチェーン店のカフェから、個人経営のカフェまで様々なところに赴きます。
個人経営のカフェでは、店主の趣味そのもの!というようなお店もあります。
最近とてもよかったのは東京・目白駅にある、あとあるカフェです。
それこそ、「趣味!」という感じで、ロイヤルファミリーが使用している食器に、ピアノが置かれた店内、そしてアフタヌーンティーセット。イギリス王宮にいるかのようなカフェでした。
でも、なんだかんだ言っても商売。店舗の運営は趣味ではできません。
ケーキやコーヒーの材料費などはもちろん、土地代や人件費など多くの費用がかかります。
それをペイするために必要なものは「売り上げ」。
では、売り上げをどれだけ上げれば、利益がでるのでしょうか?
今日はそんな話です。
■どの時点で損失と利益が逆転するの? 利益をだすには、まずどれくらい売り上げれば、損失と利益が逆転するのでしょうか?
まず、損失である費用について整理します。
変動費・・・材料費など売り上げが上がれば上がるほど、比例的に金額が増える費用。
他に運送費や外注加工費などを指します。
固定費・・・家賃など売り上げに関係なく固定的に発生する費用
他に固定給や火災保険料などを指します。
そして、利益も損失も発生しない点を「損益分岐点」、その損益分岐点での売上高を
「損益分岐点売上高」と言います。 ここを上回れば、利益が出るということです。
それを知るための手法が「CVP分析(Cost-Volume-Profit Analysis)」です。
■実際に計算をして損益分岐点を見つけよう。 以下の条件で損益分岐点を見つけてみましょう。
※KECのオリジナルフレームワークのフレキシブルボックスを使いながらご説明いたします。
・売上高の60%が変動費とします。
・固定費は40万円 わかる数字を当てはめ、営業利益(利益)が0から逆算してみましょう。
限界利益は売上高から変動費を引いたもので、本来は限界利益から固定費を引いて営業利益となります。
ということは、
変動費は、「売上高の60%」でした。売上高をXとすると 40=Xー0.6X
計算すると、40=0.4X よりX=100 となります。
以上より損益分岐点売上高が100万円となります。
難しくないですね!
目標の利益がある場合も同じで、100万円の利益が欲しいなあと思ったら、 営業利益を100万円として、いくら売上をあげたらいいのか逆算していけば良いのです。
☆注意すべきは変動費 売上が倍になれば、利益が倍になるわけでは、ないことに注意。
■まとめ
CVP分析は飲食などの店舗はもちろん、製造などあらゆる業種の短期利益計画に使えます。
財務よくわからんという方にも、興味を持っていただければ幸いです。
何をするにもお金が必要。
もしかしたら、最初に話した目白の喫茶店も趣味なんかではなく「売れる」とわかってて、
やっているのかもしれませんね。
実際女性ばかりでほぼ満席でした。
どこのお店か聞きたい方はKEC東京・新宿本校にいる私に聞いて下さい(^_-)-☆
次は、企業経営理論について書くと思います。
どうぞよろしくお願いいたしますー!