福岡~大阪を毎週末、新幹線で通学した努力が実を結び見事一発合格!
- 2013年合格者
小峰 研さん(39歳)/会社員:生産管理業務
受講講座:2次パーフェクト合格コース
- Q中小企業診断士を目指したきっかけ
- 約10年間機械製造業で生産管理をしています。普段から工程管理、原価管理の仕事をしているので、中小企業診断士の勉強や資格取得によって、知識だけでなく実際の仕事に有効に活かせると考えたからです。
- QKECを選んだ理由
- 1次試験の合格に数年かかってしまいましたので、何としても2次試験は1回で合格したいと思っていました。中小企業診断士の2次試験対策を行っているスクールを地元福岡で探しましたが、納得するところが見つかりませんでした。そんな時に、インターネットでたまたまKECの2次対策講座を知り、その充実した内容に大変魅力を感じました。しかし、大阪までの長距離の通学になるため、いきなりコースで申し込むことは不安でしたので、とりあえず3日間の特別講座を申し込みました。
2日間の無料体験授業を受講して、その講義内容は期待以上の大変満足できるものでした。これは福岡からわざわざ通学するに値すると考え、2次試験本番の10月まで2次合格コースを申し込みました。福岡から大阪まで500km以上ですが、新幹線だと2時間半で到着します。交通費はかかりますが、不合格になった場合の様々なコスト面を考慮し、合格すれば全く問題ないとコースで受講する意志を固めました。 - QKECの良かった点
- 講師の講義能力が特に優れていたと思います。講義中の受講生同士や講師とのディスカッション、効果的なレジュメの配布などが良かったと思います。KECの模範解答はほぼ確実に合格できるであろうと確信できる解答でした。大手スクールのよりも自分の書きたい答案に感覚的に近く、目標としていました。
- Q通学時・学習時・本試験日・合格発表時のエピソード
- 博多~大阪の新幹線・ビジネスホテル宿泊の毎週土日通学でした。早朝5時前に起床し、6時30分の新幹線に乗ります。新幹線のスピードを体感しながらの毎週の通学は、自分の脳を活性化させ、学習へのテンションを上昇させていたかのようでした。日曜日は早朝にホテルを出て、学校近くのスタバにて事例演習に対する予習をしていました。KECの勧めで作成した単語カードにまとめた事例ごとのキーワード、フレーズ集を読み返しては、過去問演習で発揮できるように準備をしていました。 本試験2週間前位から自称最高の合格答案(各事例×5回分)を作成しました。これは、自分の解答にKEC模範解答、KEC受講生の解答、大手スクールの解答を参考に、誰にも負けないような解答にするという気持ちで再作成したものです。 (合格答案かどうかはわかりませんが・・・) 本試験は事例全てが過去問よりかなり難しく感じました。事例Ⅱで電卓を使うとは、全く想定外(バックの中でした)、事例IVの200%定率償却法が意味不明(この問題ほぼ全滅)その他の事例も十分な手応えがなかったので、合格発表まで不安な日々が続きました。 ついに筆記発表の日時を迎え、かなりドキドキしながら自分の番号を探し、そして何と自分の受験番号を見つけた時は、疑いと驚きとうれしさの感情が入り混じり、思わず大声で叫んでしまいました。そして口述試験後に最終合格を果たし、福岡から大阪まで新幹線で通学して合格した珍しい人として覚えて頂けることになり、大変良かったと思います。
- Q今後の展望
- 生産管理、販売管理におけるデータ分析の勉強に力を入れようと考えています。中小企業にとって必要なデータやその活用方法を提供できる診断士を目指します。
- Q中小企業診断士を目指す方へのメッセージ
- 診断士2次試験に合格するためには必要なことは、単純に2つだけと考えていました。 ①時間内(80分)に書き上げること、②合格答案を書くこと この2つを本試験までに、日々成長させれば合格するのかもしれません。ふぞろいな合格答案といわれますが、不合格解答は確実に存在します。(設問の条件に答えていない等)よって不合格解答をしないことに気をつけました。 グループディスカッション等を通じて気づくことが多々あり、成長しながら合格答案に近づいていくのでしょう。
緻密な学習計画と確実な実行で見事1次2次ストレート合格を実現!
- 2013年合格者
押部 尊至さん(42歳)/鉄工業経営者
受講講座:1次2次ストレート合格プレミアムコース
- Q中小企業診断士を目指したきっかけ
- 15年前、実家の家業である鉄工業を継ぐことになりました。そこで、経営を学ぶ機会を得たいと思い、いろいろ調べた中、中小企業診断士の資格を知ったことがきっかけでした。 平成14年、15年と受験しましたが、いずれも1次試験で敗退。自分の中で、どのような対策をしたらよいのか分からなくなり、いったん受験をあきらめました。 再度、受験を思い立ったきっかけは、去年、自身の仕事にモチベーションを失いかけていた時期で、経営を再度学習することで、もう一度働く意義を見つけたいと思ったことです。
- QKECを選んだ理由
- 1)木村先生の経歴
講師の木村先生が、大手コンサルティングファームのご出身ということで、経営コンサルタントの現場の実態などが学べるのかと思いました。事実、企業経営理論の授業では、大手企業の動向を踏まえた授業も行われたので、とても興味深く受けることができました。
1)2)個別面談や目標管理
飽き性である私ですので、学習を続けるのにありがたい制度を設定していただいていると思いました。実際、面談の日を目標に頑張ることができましたし、毎週KEC学習ツールの学習予定表を書く習慣を身につけることで、学習進捗管理を自分ですることができました。KECの母体が学習塾であるため、学習を継続させるノウハウがあるのだと思います。 - QKECの良かった点
- “丁寧な対応”
かなり面倒な質問にも丁寧に対応していただきました。また、勉強方針に迷った時も、いつでもしっかり答えていただきました。他の資格対策の学校にも通ったことがありましたが、KECほど丁寧に対応いただける学校はありませんでした。
“丁寧な指導による1次試験対策”
①多くの方が苦手である、財務と経済に時間を割いて、授業時間外もわかるまで熱心に指導していただきました。特に、経済の指導方法は独特で、10年前からの難化傾向にあり、特に受験した年は合格率2.1%と過去最も難しかったにも関わらず、68点と高得点を取ることができました。
②受講中に日商2級簿記の受験も勧められましたが、その質問にも丁寧に対応していただきました。
③中小企業経営・政策では、白書の読み方を丁寧にご指導いただきました。そのおかげでこの科目は対策にそれほど時間をかけずに高得点を得ることができました。 - Q通学~合格までエピソード
- 1)通学時(1次試験対策)
授業開始時に毎回行われる毎回小テストを100点とることを目標に頑張ったのを覚えています。やさしいテストなのですが、選択式ではなく記述式なので毎回は非常に難しかったです。また、この経験が2次試験対策にも役立つことに後で気付かされました。
2)学習時(1次試験対策)
前述の小テスト対策はもちろん、教材として配布される問題集を5回繰り返しました。毎日朝1時間、夜2時間平均で繰り返し、1冊を1.5時間ですべて解けるレベルまで行いました。とにかく、基本問題を瞬殺でできるまで繰り返しました。
また、科目学習終了時には、必ず、過去3年分の過去問を解き、どれくらいできるかを確認。そして3度繰り返し解きました。
3)本試験日(1次試験)
●1日目:経済学と財務会計は難化したなと感じながらも、自分の中で60点くらいは確保していると感じていました。しかし、企業経営理論が難しく、大量の文章を正確に読む能力に劣る私にとっては非常に厳しい試験に感じ、半ばあきらめていました。その後の運営管理は易しく感じていただけに、悔しい思いで1日目を終了したのを覚えています。
●2日目:あきらめかけていたのですが、科目合格もあるので気持ちを切り替えました。幸い、2日目の科目は比較的やさしく、全て60点を超えていました。 後程、自己採点をして、7科目合計で451点(420点が合格点)と高得点を取っていることが分かり、あきらめずに取り組んで良かったと思いました。
4)通学時(2次試験対策)
授業は演習後レビューする方式だったのですが、KECの先生の作成する過去問の解答がいつも素晴らしく、受講生同士で、驚いていたのを覚えています。
5)学習時(2次試験対策)
授業では、過去問を事例I,II,III,IV,I,II,III,IVと繰り返す演習方式だったのですが、最初の1回転目は何が何だか分からなかったので、復習中心で行っていたのですが、成績がなかなか上がりませんでした。これではいけないと思い、2回転目は次回の授業で行う事例を予想し、市販の参考書を参考に予習して臨みました。結果、文章力のない私が、正解答案を書く方法をつかめたという錯覚をしたまま試験会場に臨むことができました。いまだに、自分の手でつかみ取ったという感覚でなく、KECの先生の解答方針を試験会場に持っていくことで、合格したという感覚が強いです。
6)本試験日(2次試験)
自信を持って臨んだ試験でしたが、事例Iの1問目でつまずき、残りの問題も、時間なく適当に解きました。くじけそうになりましたが、事例II,IIIは、これまでやったとおり、開き直って書きました。結果、この開き直りが合格につながったみたいです。事例Ⅳは得意科目と自負していましたが、計算問題をミスするという失態を犯したこともあり、今年は終わったと思っていました。冷静に自己採点しても、合格点は厳しいと思っていました。合格発表まで、来年の対策をどうしようか考えていたことを覚えています。 それだけに合格していると分かった時は本当に嬉しかったです。 - Q中小企業診断士を目指す方へのメッセージ
- この資格は、勉強するだけで、実務に直結する内容が多く含まれていますので、合格、不合格に関係なく学習を継続することは非常に意義のあることだと思います。また、この資格を目指す方は、仕事への熱意が高い方が多いです。ですので、そういう方と知り合いになり、切磋琢磨することでも自分のスキルアップができるのではないかと思います。KECでの受講中に、そのような経験をさせていただき私は大変感謝しています。 また、KECの指導方式は、合格に導く王道であったように思います。ですので、自分とKECの先生を信じ切れば、合格できると思いますのでぜひ頑張ってください。
大手予備校の限界を感じ、KECに通学。模擬試験Dランクから逆転ストレート合格!
- 2013年合格者
K.T.さん/会社員:企画業務
受講講座:2次パーフェクト合格コース
- Q中小企業診断士を目指したきっかけ
- これまで会社員として勤め、自己啓発としていくつか資格を取ってきました。しかし、社会人生活20年を超えたとき、振り返るとビジネスマンとして柱・強みと言えるコアスキルがないことに気づかされました。また立場上、事業部長等の経営層の方と接する機会も多くなっていたのですが、その方々の経営的な視点からの発言や、経営に関する考え方を理解する必要性を痛感していました。それを補うため、適切な勉強法を探していたところ、企業経営について包括的に学べ、国家資格も取得できる「中小企業診断士」が最適だと知り、目指してみようと思い立ちました。
- QKECを選んだ理由
- 当初、大手予備校の1次・2次ストレートコースを受講しており、1次試験対策は順調に進み目途が付きそうでした。しかし、2次試験対策には手をつけていましたが、1次試験とは次元が異なる難易度のため、攻略の手がかりを得られず悶々としていました。また、受講中のストレートコースで用意されている2次試験対策は量・質ともに十分でなく、これで高倍率の難関試験を合格するのは困難と感じていました(※後述)。
中小企業診断士の試験は1次でも合格率が2割程度の難関さのため、どの学校でもストレートコースでは1次試験対策に重点を置かざるを得ない側面もあります。そうは言っても、私は2次攻略の手がかりを得るため、通学中の予備校の追加コースを始め、様々な予備校の説明会やガイダンス、合格者有志のイベント等に参加し、情報収集を行いました。あるとき、ふと1次試験終了直後に受け取ったパンフレット類を整理していると、一冊の2次対策パンフレット~KECの「2次無料体験授業」に目が留まりました。
とりあえずその「2次無料体験授業」を受講しようかと考え、説明会に参加しました。そこでKECの先生により説明を受けた2次試験に対する考え方や方法論に深く納得しました。その場で、「2次無料体験授業」だけでなくコースを受けたほうが良いのでは」と気持ちが傾きました。受講中の大手予備校と二重の受講料が発生するため一瞬躊躇しました。しかし、「今年何としても合格したい」思いが強く、思い切って決断しました。説明会で納得したポイントは次のとおりです。
1)精神論より方法論
「がんばれ」「ミスをするな」という「ただの掛け声」や精神論ではなく、具体的な方法論に根ざした教育方針に共感しました。
2)解答の絞り方
2次試験は出題者の意図に合った解答をする必要があります。そのためには、出題者の意図を絞り込む必要があります。この絞り込みができていないと、事例違いの解答や、与件文や設問文と矛盾した解答や、根拠のない解答を書きがちです。事例、与件、設問、1次知識の順で解答を絞り込むプロセスを教わり、大変納得したことを覚えています。
3)過去問重視・過去問添削
知り合いに中小企業診断士の方がいました。その方より「2次試験対策は過去問が大事である。特に、適切な指導者から過去問の添削指導をできるだけ受けた方が良い」とアドバイスを受けていました。そこで過去問の指導、添削をしてくれるところを探していました。しかし、多くの予備校では2次試験対策の添削指導を自校で作成した演習問題で行っており、実際の本試験の過去問をベースとした添削を積極的に行っている予備校を見つけることができませんでした。一方、KECでは過去問をベースとし、かつ過去問の添削も行っているとの話を聞き、まさに私が求めていた学校であると思いました。
4)2次試験対策メソッド
2次試験対策のために確立されたメソッド(方法)があると感じました。リスクマネジメントに基づく、解答フレームワーク、事例IV財務会計対策の解答メソッドFB(フレキシブルボックス)、などの2次試験に必要な実践的なメソッドを修得できると思いました。更には2次過去問演習後に受講生同士でグループディスカッションを行うということで、多面的思考法が習得できるのを魅力的に思いました。それに加え、心身状態の調整法まで教えてくれます。 - QKECの良かった点
- 1)少人数双方向ライブ授業~講師が名前で呼ぶ授業~
何といっても少人数双方向ライブ授業です。講師がすべての受講生の名前を覚え、名前で質問をする授業は他校にはないと思います。特に2次主任講師の平野先生の魂のこもった渾身のライブ授業は圧巻です。受講生一人ひとりに問いかける授業スタイルは気が抜けません。解答が思いつかないときに限って当ててくるねちっこさ。授業は真剣勝負です。
しかし、そこまでやらなければ、難関の2次試験は突破できない、その思いを徹底していたのだと思います。振り返ると、ただ講義を聴いているだけとは別次元で、高密度で、学習効果が高い授業でした。
2)本試験過去問による授業と演習、添削
本試験問題と予備校の自作問題との間には、どうしても埋められない差があります。本試験問題には予備校の自作問題では再現できていない“独特のダシが効いた深みのある味”があります。さらに自作問題では再現できていない本試験問題特有の落とし穴や罠もあります。本試験問題を深く探求し続ける平野先生により、2次本試験過去問の奥深さ、味わい方、与件文・設問文からの解答の導き方、他の資格試験とは異なる独特な点、本試験問題の底流に脈々と流れる一貫した考え方、また罠の見分け方等の多くを学びました。
これらは自作問題で表面的な解法テクニックばかり練習しても得られません。また本試験過去問で演習した受講生の解答用紙は添削されます。すなわち先生は受講者一人ひとりの実力や長所短所を把握した上で授業します。この指導方法は、本試験を深く知る先生にしかできない本筋の2次試験対策だと思います。
3)本番で使える解答フレームワーク・FBメソッド
KECの解答フレームワークはシンプルかつ奥深く、本試験一事例80分の時間内に実際に使用できる実用的なものでした。KECの指導に習い、試験が始まれば、まず余白にフレームワークを書くことを徹底しました。それにより、極度に緊張する本試験で、軸足を定めた上で事例や題意を外すことなく設問に取り組むことができました。 また事例IV(財務・会計事例)では「緊張、疲労などで心身ともに異常な状態に陥り、実力が発揮し辛い」との忠告を聞いていましたので、自分の状態が悪くても一定のパターンで解けるFBメソッドも大変役立ちました。
4)グループディスカッションや受講生同士の答案分析
事例演習後のディスカッション(4~6名のグループ毎、グループ間)、他の受講生の解答分析等で、様々な意見を聞き、多面的な思考をできるようになりました。また、講師のリードにより、発散された思考が合格答案に向けて収束されていくプロセスを何度も体感し、合格答案を導くための考え方、多面的な思考力を身につけることができました。
5)心身のコンディション調整法
本試験は独特の緊張感と異様な雰囲気の中で、普段とは異なる精神状態になります。私もそれを本試験で体験しました。そのことを前提に、心身を安定させる方法や呼吸法まで教えてくれる学校は他にはないと思います。 - Q通学時・学習時・本試験日・合格発表時のエピソード
- 1)通学時~ショック療法~
2次対策コースの始めに「ロジックツリー演習」という講座がありました。そこで自分の知識不足にショックを受けたことを覚えています。1次試験で7科目計700満点中、合格点が420点のところ500点以上と高得点を取っていました。しかし、いざ授業の中で2次対策に必要な知識を問われると、全く「即答できない」ことに驚きました。更に、講師の先生から一つの知識が不足しているだけで致命傷になるという2次試験における知識の重要性・シビアさを教わりました。1次攻略で必要な知識と、2次攻略で必要な知識は、その範囲・質・量が“違います”。(巷には「2次では知識は重要でない」などの、多くの受験生を惑わし不合格へ誘う“都市伝説”がいくつか出回っており、気を付ける必要があると思います。)
そこから必死で2次試験に対応するための知識習得に取り掛かりました。1次で暗記カードは各科目作っていましたが、KECの教材やKECの先生のアドバイスを基に、2次対策用に一から暗記用ペーパーを作り直しました。更に知識や解答フレーズの音声教材を自作し、通学・出勤時も電車中はもちろん歩きながらも勉強しました。また、その他の講座や、自宅学習でも自分のスキル不足を早い段階で痛感し、自分の問題点を洗い出し、改善していく作業を続けました。
今となっては「2次試験は難しい」「1次を通った程度の知識では、2次試験には全く太刀打ちできない」という事実を、診断士の勉強の過程の、できる限り早い段階で認識することが合格のために重要であると考えます。勉強の各過程で正確な現状把握ができれば、あとは前に向かって課題を克服していく。そしてそれを粘り強く繰り返していくことです。そのために、早めにショック療法を受け、事実――「知識は必要」、「1次とは求められる知識のレベルが異なる」、「1次とは知識の使い方が異なる」――に早く気づく方が良いと思います。
2)学習時
KECに通学し始めた直後に最初に受けた2次の模擬試験では2,400人中、下から2割の位置(D判定)でショックを受けました(ただし、採点の評に「今はDランクでも合格した実績があります。あきらめずに最後まで努力してください」と書いてありましたが。^^;)。このことは(※前述)で感じたように“普通に”勉強しただけでは2次本試験日までに合格レベルには到底到達し得ないことを表していました。気を引き締めKECに通い始めてしばらく後の、2回目の模擬試験では真ん中ぐらいの順位になりました。勉強の成果、実力が伸びてきていることを実感しました。
週末はKECで2次試験の解法・解答フレームワークを学び、平日は昼間仕事をして夜には大手予備校のオリジナル問題でKECや自習の成果を試してみる。学校に行かない日には自習をするという多忙な日々が続きました。
また、KECで演習した過去問を後日必ず復習しました。KEC受講生の答案に加え、市販の参考書等での複数の合格者答案とも比較分析したことは有効でした。さらに、しばらく後の忘れた頃に、過去問を解き直しました。それらを本試験まで続けました。また本試験の直前には本試験と同じ時間割で、事例1~4を通してセルフ模試も数回やりました。
3)2次筆記試験当日
模擬試験やセルフ模試を複数回やっていましたが、やはり本試験は先生が言われるとおり全く雰囲気が異なりました。1次で1/5の関門を突破した受験生、さらに昨年の1次合格者で2次対策に一年間掛けられた多数の2次再挑戦者も加わる戦いです。教室を見渡すと険しい顔が並び殺伐感のある独特な空気の中、「この中で上位20%に入らなければならないのか?」と思いながら試験開始を待ちました。
事例Ⅰは緊張もあり、頭が真っ白になりました。しかし、呼吸法や姿勢等の心身のコンディション調整も教わっていましたので、若干落ち着きを取り戻して取り組むことができました。それでも空白の解答欄を残し「まずい」と思いました。
事例IIは計算問題で驚きましたが、他は過去問と似た問題でしたので開き直って取り組み、計算問題もできました。
事例IIIは、KECで繰り返し学習したとおりの王道の問題であったため勉強の成果を存分に発揮しました。事例IVは傾向が変わっていて驚きましたが、執念で「書けるところを書く」と諦めず取り組みました。筆記試験の一日はあっという間に終わりました。 事例Iと事例IVで空欄を残し、緊張感や疲労感で普段の半分程しかパフォーマンスが出なかった感じで、終わった後は疲労困憊で呆然としていました。正直「また来年かな?」と思っていました。
4)筆記試験結果の発表~合格まで
「口述試験を受験する資格を得た方の受験番号」一覧に自分の番号を見つけた際は、信じられず、あまり実感が湧きませんでした。その後、書留で通知が届いた際に、本当に筆記試験を突破できたのだという実感が湧き、安堵しました。 しかしそれは束の間、一週間後には口述試験が控えていました。気持ちを切り替えて、筆記試験問題、参考書、Webの情報などで口述試験対策を始めました。
また、直前にKECで口述試験対策の模擬面接を受け、厳し目で丁寧な模擬面接・指導いただきました。そのため本番の口述試験では落ち着いて対応できました。そして2013年末、念願の合格証書を手にしました。 - Q今後の展望
- 合格して当初の目的であったビジネスマンとして柱を得られました。勉強を通じて経営全般に関わる知識や論理的思考力が得られたことで、業務の様々な問題に対して1次的な対応はスムーズになりました。また、決算書等のIR情報や経営層の話もより深く理解できるようになりました。仕事に対し経営的な視点が加わり、問題の捉え方や解決策の見いだし方が変わり、幅広い視野で仕事に取り組めるようになりました。
それに加え、一つの目標に向かって長期間勉強を続けられたことも自分への大きな自信となりました。 今後は、様々なバックグラウンドを持つ中小企業診断士の方々と交流し、さらに研鑽し、活躍のフィールドを広げたいと考えています。 - Q中小企業診断士を目指す方へのメッセージ
- なぜ中小企業診断士を目指すのでしょうか?理由は人それぞれと思います。中小企業診断士試験は、1次で1/5に絞られ、2次で更に1/5に絞られる、確かに難しい試験です。特に1次対策に追われ2次対策の時間が不足しがちなストレート生には難しいと思います。そうした中で合格の鍵は「合格時の自分の姿をイメージし」「正しい方法で」「最後まで諦めずに勉強が続けられること」ではないかと思います。診断士とはどのような人なのかを意識しつつ、諦めず、そこに近づくために日々改善に取り組めば必ず道は拓けます。
特に2次試験を難しくしているのは、「合格レベルへの到達地点(目標)」がイメージし辛く、「正しい勉強法」が分からないことと思います。私も勉強中はそれらが見えず悩み続けました。相当量の勉強は必要ですが、1次と違い、量をかけたからといって合格するとは限らない。本試験に立ち向かうのは自分自身であり、「正しい勉強法」は自分で体得するしかないのですが、それらを自分だけで習得するのは難しいと思います。KECの講座にはそれらを習得するためのノウハウ、具体的な手法・道具が詰まっています。また、「合格レベルへの到達地点」を知るには、本試験問題(過去問)に向き合い、読み方、考え方、書き方を会得することです。
本試験問題の「どこが難しいのか?」「なぜ難しいのか?」カラクリが分かれば、それを克服するための対策を行うだけです。過去問を重視するKEC講座では繰り返しそれらをやります。後は、それらを自分の骨身にしみ込ませられるまで鍛錬し続けることです。頭で分かっているだけでは、異様な雰囲気と緊張感の張り詰める本試験会場では通用しません。
また、一人では長期間の孤独で厳しい鍛錬を続けることが難しいかもしれません。受講生仲間と会うのを楽しみに学校に通い続ける。そして、あきらめず最後まで続けること。是非チャンレジしてください! - Q最後に
- KECは「2次に知識は不要である」など、甘い嘘は言いません。また、大人数の教室で講義・演習し「あとは自分でがんばってください」とも言いません。
本試験の過去問を中心とし、受講生一人ひとりを名前で呼び一対一で向き合い、それに加えてグループワークの和がある一体感のある教室、認知心理学に基づく具体的な方法論、過去問の添削指導、更には本試験での精神コントロールに至るまで、こだわりをもって構成され、隅々まできめ細かく配慮された中小企業診断士対策講座は他にあるでしょうか?
思い切って受講して本当に良かったと思います。(今となっては1次対策からKECにしておけば…(略))。渾身の授業を行っていただいた平野先生はもとより、運営スタッフの皆様、教室・グループワークで議論を戦わせた受講生の皆様に感謝申し上げます。
KECに通わなかったら、合格まであと何年か掛かったことでしょう。今思えば、KECにたどり着いたのは神に導かれたような気がしています。
2次本試験の本質を掴みたい方、本試験を突破するための実用的な考え方や具体的な方法を習得したい方、本気で合格を目指すなら、KECの2次対策講座を是非お勧めします 。