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あすなろの軌跡

[第133回]
開催レポート(2020.2.8)

Kakiuchi Tishiya
垣内 俊哉

株式会社ミライロ 代表取締役

2/8(土)「第133回 あすなろEXE」が開催されました!

講演者には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会のアドバイザーにも任命されている(株)ミライロ 代表取締役 垣内 俊哉氏を招致!

「あらゆる「バリア(障害)」を「バリュー(価値)」に変えて生きる未来」その真髄とは?!

その一部をご紹介します。

ご講演中の垣内氏

ご講演中の垣内氏

18歳の頃に始まった「命のカウントダウン」

「歩くことが生きる目標だった」
それが叶わないと分かった時

18歳の秋、医師からの宣告「45歳で再発する」
45歳でいずれ声が出せなくなる、また寝たきり状態に…

「あと9,500日」命のカウントダウン
2020年2月8日で残り5,175日

「人生の長さは決まっているが、
人生の幅は決められる」

今で思うこと「気づけてよかった」
自分の時間は、自分のためだけではない。

“障害”とはなにか?
強み・プラス・価値に変わる瞬間

「歩けないことに胸を張れ!」

初めてのアルバイトで任された仕事、営業で1位に!

車いすだから、お客さんに覚えてもらった。
社長からの言葉:「歩けないことに胸を張れ!」

「バリア+バリュー(障害を価値に変える)」

歩けるようになりたい…それは叶わず…

  • 歩けなく“ても”できること
  • 歩けない“から”できること

「バリア+フリー(障害を取り除く)」ではなく、
「バリア+バリュー(障害を価値に変える)」

大阪は世界のバリアフリーの牽引車!

  • 1960年代~大阪万博がきっかけで広がったもの「点字ブロック」
  • 1980年年代~「谷町線駅構内のエレベータ設置」
2025年へ、日本は加速する!

東京五輪、大阪万博でインフラ整備に対する投資が促進

  • 高齢者や障碍者の外出機会の創出
  • 就学者数、就労者数に変化
  • 市場に出回るお金も増える!

日本のおしい!現状

「無関心」か「過剰」か
  • 人も企業も向き合い方が二極化
    原因はシンプル…接し方が「わからない」
  • 日本が100人の村であれば?
    1割の人と接点が少ない
障害は「人」ではなく、「環境」にある

社会に存在する「環境」、「意識」、「情報」のバリアを変えていく!

  • 環境…
    最初からバリアを作らない。
  • 意識…
    「ユニバーサルマナー」自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと、行動すること。
    特別な知識や高度な技術は不要。誰もが身に付けて当然の領域。
    「ハードを変えられなくても、ハートは今から変えられる!」
  • 情報…
    施設や設備がどこにあるのかわからない。独自のアプリを開発。

ユニバーサルマナーで、
一歩先行くビジネスを!

真のニーズを掴むために

押しつけではなく、選択肢を!

“ハード”と“ハート”を変える価値

車椅子で入店可能なお店は、全体のおおよそ5%

  • 先行く取り組みで、強みに変える!
  • 選ばれる、喜ばれる、新たな価値へ

寸分の狂いもない完璧な垣内氏の語りに、会場全体が引き込まれていました。講演終了後、質疑応答で垣内氏のその「プレゼンの極意」を教えていただきました!あすなろ参加の方限定のシークレットです。

「ハードも、ハートも世界に誇れる日本へ!」

まず私たち一人一人が取り組めることは、どんなバリアも価値に変える、心のバリューを培うこと。物ごとの価値はひとつじゃない。十人十色の在り方を知り、多様性を受け入れる。

それがこれからの世界の発展に必要なことかもしれません。

会の始まりは、まず乾杯から

会の始まりは、まず乾杯から

垣内氏と代表幹事の木村

垣内氏と代表幹事の木村

垣内氏の話に聞き入る140名近くの参加者

垣内氏の話に聞き入る140名近くの参加者

講演中もパワフルな垣内氏

講演中もパワフルな垣内氏

講演の最後には「プレゼンの極意」も紹介

講演の最後には「プレゼンの極意」も紹介

会の終わりは参加者で写真撮影

会の終わりは参加者で写真撮影